行動療法コロキウム’13 in 京都
大会委員長 谷晋二
コロキウム開催報告(2013)
2014年3月14日(金)から16日(日)の3日間の日程で、京都平安ホテルにおいて行動療法コロキウム‘13 in 京都御所を開催いたしました。今回のコロキウムでは、9件の症例報告があり、また、「症例報告をエビデンスに」というテーマでパネルディスカッションが行われました。80名を超える参加者が活発な議論を行いました。症例報告の内容には、強迫、うつ、自閉症、DV被害者の社会的回避、盗撮・盗癖などがあり、認知・行動療法の適用範囲の広さを再認識することのできる内容となりました。
夕食、懇親会では、コロキウムの運営に協力をしていただいた福井県嶺南病院の皆さんによる楽しいイベントがあり、学術的な面だけでなく、楽しい交流をすることが出来ました。
ちょうど、京都は花灯路の期間でしたので、楽しまれた方もたくさんいらっしゃいました。オプションのイベントとしては、京都らしく座禅体験ツアーを行いました。近年認知行動療法の分野ではマインドフルネスの技法が積極的に取り入れられてきています。コロキウム終了後にもかかわらず、20名を超える方々のご参加をいただきました。ありがとうございます。
事務局の至らないところが多々あり、皆様にはご迷惑をおかけしました。お詫びを申し上げます。コロキウムは、密な議論の行われる場として日本認知・行動療法学会の中で大切な役割を果たしていると思います。コロキウムの運営には多くの労力がかかります。その点を皆様が十分に理解をしていただいているためでしょう。スタッフに労をねぎらう声掛けをしていただいている姿をたびたび拝見いたしました。丁寧な正の強化をありがとうございます。