ご案内学会組織学会活動学会認定資格規則・申込書類関連情報トップページへ

各委員会の最新情報へ

編集委員会 教育・研修委員会 資格認定委員会 国際交流委員会 広報委員会 将来検討委員会


入会のご案内
トップページ > トピックス  > 海外最新情報&在外便り >  アメリカ行動療法認知療法学会(ABCT)第42回大会の参加記
アメリカ行動療法認知療法学会(ABCT)第42回大会の参加記


 2008年11月13日から16日に,フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートで,アメリカ行動療法認知療法学会(ABCT)第42回大会が開催された。この春大学院へ進学し,国外で開催される国際的学会へのはじめての参加となった。今回の学会参加の目的は,ACT領域の研究の動向を知ることと,オーランドという土地を満喫することである。

 空港から滞在先のホテルに向かう途中,ディズニー・ワールド・リゾートの非日常的な雰囲気に心から感動した。ホテルから学会会場までは,バスに乗り,途中からボートでの移動であった。リゾート感でいっぱいの空間に,一瞬学会へ来ていることを忘れてしまうほどであった。

 学会会場に着くと,お祭りのような盛り上がりに胸がときめいた。31の会場で,ワークショップやシンポジウムなど,様々なプログラムが常に開催されており,どれに参加したら良いのか悩むほどの発表の多さに驚いた。今年度のABCTは,CBTの普及の前進をテーマとしている。エビデンスにもとづく心理療法の実践が求め続けられている中,“質の高い治療の開発と実践に貢献してきたCBTであるが,まだやるべきことはある”というテーマにもとづき,1700を超えるエントリ―から選ばれたプログラムが,4日間にわたり発表されていた。この数は,これまでにない記録的な数とのことであった。私は,ACT領域の研究の動向を知るため,関連するプログラムに可能な限り参加した。なかでも,“What’s the Difference that Makes a Different:ACT,CBT,DBT,REBT?”というパネルディスカッションは大変興味深いものであった。Hayes氏,DiGiuseppe氏,Linehan氏,Hofmann氏による直接対決とも言える生のディスカッションであった。4名のパネリストによる各領域への突っ込みは,激しく面白く,まるで漫談を聞いているかのようで,笑いがとまらない1時間半であった。ディスカッションとは何かを目の当たりにした。今回は学会への参加のみで,自身の研究発表は行わなかった。いつかは,自分もこのような国際的な舞台に立ちたい,そう心から強く思った。好奇心が強く掻き立てられ,研究することの楽しさを再認識した旅であった。

 “オーランドという土地を満喫する”という第2の目的も,学会とディズニー・ワールドの両面から十分に達成されたと思う。14日の夜,テーマパーク内で開催されたクリスマスパーティーに参加した。閉園後に開催される期間限定のイベントであった。光輝くシンデレラ城とクリスマスソング,そして,いつまでも続く花火に心を奪われた。

 自身の研究に対して今まで以上に努力しよう。またディズニー・ワールドにも行こう。沢山の刺激を受け,色々な意味で新たに決意を固めた旅であった。

早稲田大学 人間科学研究科
木下 奈緒子