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ABCTに参加して


 今年のABCTは、底冷えのする11月15日から18日までの4日間にわたり,ワシントンD.CのNational Harborで開催されました。National Harborは,宿泊先のアレキサンドリアとは,当然ながら違った街の雰囲気があり,いかにも大統領のお膝元らしい、新しく近代的な街並みが連なっていました。折しも、クリスマス前ということもあり,街中は至る所、華やかなイルミネーションで彩られていました。

 私にとって,今回は,2回目のABCTへの参加でした。初めて参加したのは,修士1年の時であり,当時は、ただただ国際学会の雰囲気に圧倒されて終わってしまったように思います。あれから3年がたち,今回は、研究者として、自分なりに様々な悩みや疑問を感じるようになってきた中での国際学会への参加でした。先輩や後輩とともに,会場に向かう道すがら、プログラムをみては,期待に胸をふくらませていました。プログラムの内容は多岐に渡り,それぞれの時間帯に,多くのプログラムが同時開催されているため,参加するプログラムを決めるのも一苦労でした。滞在中は,翌日参加するプログラムを決めることが、毎晩、寝る前の日課の一つになっていました。

 国際学会に参加する魅力は何でしょうか。それは、まず論文で目にする著名な研究者の方々の最新の発表や意見を直に聞くことができるという点にあると思います。私自身の研究分野である糖尿病や小児肥満,慢性疾患に関する発表もありました。肥満と関連する心理学的要因や,様々な介入研究が行われており,近年,日本においても小児の肥満が取り上げられるようになっていることから,私にとっては非常に興味深い内容でした。

 また,国際学会は、自分の研究分野以外の分野での最新の知識を得る良い機会でもあります。私は自分の知識の幅を広げたいという思いもあり,様々な領域に関するシンポジウムに参加してきました。自分の勉強不足を痛感させられると同時に、他方で様々な知識を得ることで,自分自身の研究や臨床に対する気持ちが高まりました。不安障害のPanel Discussionsに参加した際には,目の前で様々な議論が繰り広げられており,私の語学力では、眼前で激しく繰り広げられ白熱した議論についていくことが出来ず、とても悔しい思いをしました。ただ、Poster session では,前回の参加では質問すらできずにいましたが,今回は緊張しながらも,海外の学生と英語で話ができ,新たな刺激を受けたよい機会となりました。次回参加する際には,今年より英語力に磨きをかけて、もっと様々な事を吸収したいと、あらためて強く決意する機会となりました。

 ABCTでは,SIG(Special Interest Group)というのがあり,同じ分野に関心がある研究者が集まり,発表し,議論を交わします。同じ分野に興味関心のある研究者が様々な国や地域から集まり,個々の研究について議論を交わし,意見交換が活発にできる場があるというのは、国際学会なればこその魅力です。同じ領域に関心がある研究者と、face to faceで、活発な意見を交わすべく、年に一度、このような場が用意されるというのは、素晴らしいと感じました。

 おまけですが、学会前後には研究室のメンバーとともに,観光を楽しむことができる旅となりました。ホワイトハウスの周辺を散策中に,偶然,オバマ大統領が専用ジェット機で,ホワイトハウスに戻ってくる瞬間に出くわしました。一同,アメリカの政治の中心地であることを実感した瞬間でした。

 今回のABCTに参加したことは,自分の研究や臨床を振り返るとともに,今後の研究や臨床に対するモチベーションをさらに高める良い機会となりました。今回の学会では,発表しませんでしたが,次回参加する際には,発表し,自分の研究についても世界に発信できるように、日々の臨床や研究により一層励んでいきたいと思います。

北海道医療大学大学院心理科学研究科
関口真有