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7th World Congress of Behavioral and Cognitive Therapies における研究発表報告

 「WCBCT2013(リマ)で発表する若手研究者への発表助成」から助成をしていただき,2013年7月22日〜25日の4日間,ペルー・リマにて開催された7th World Congress of Behavioral and Cognitive Therapies において研究発表を行わせていただきましたので,その概要をご報告申し上げます。

 この度,Poster sessionにおきまして “Effect of interactional contingency between caregiver and depressed individuals on distress in caregivers - Functional analysis using retrospective episodes”というタイトルにて研究発表をさせていただきました。本研究は,うつ病を持つ者をサポートしている家族を対象として,うつ病を持つ者とその家族の相互随伴性について,家族の懐古的なエピソードを基に機能分析の観点から質的に検討することを目的としておりました。うつ病を持つ者をサポートする家族を対象とした研究であり,かつ,質的研究という,本学会においては必ずしもメジャーなトピックではないにもかかわらず,何名もの研究者の方が興味をしめしてくださり,有益な意見交換をさせていただくことができました。

 また,今回は南米開催ということもあり,英語を用いた意思疎通が難しい部分もございました。それにもかかわらず,私の稚拙な発表を聞いてくださったことや,ご助言や励ましのお言葉をかけてくださったことは,自身の研究活動の励みとなりました。また,多角的な観点からご指摘をいただきましたことで,自身の研究を今までと異なった観点から見ることや,自身の研究のオリジナリティについて改めて考えることが出来ました。特に,家族を扱うことの意義や必要性についてのご意見をいただき,自身が考えていたアプローチの方向性は間違っておらず,臨床場面において必要な観点であると改めて思える機会となり,今後も臨床,研究活動において当事者のみならず,家族をも考慮に入れた支援をしたいと考えておりますので,今回いただきましたご意見を糧に,今後も精進してまいりたいと思います。

 なお,発表以外にも多くのシンポジウム等に参加させていただきました。私は今回が国際学会への初めての参加ということもあり,まず,国際学会の規模の大きさに圧倒されました。そして,世界の研究者の方々が,発表や意見交換をされる姿を拝見し,同一疾患,類似する状態像であっても,さまざまな観点に切り口があることを実感いたしました。さらに,自身が得た研究成果,臨床活動の発表をすることで,自分にはない新たな意見が得られるという重要性を改めて実感いたしました。

 これらの経験が可能となったのも,「WCBCT2013(リマ)で発表する若手研究者への発表助成」による助成をしていただきましたことによるものと存じております。この経験を最大限活かし,今後も臨床活動および研究活動に邁進したいと考えております。この度は,助成対象として選抜いただき,誠にありがとうございました。

早稲田大学大学院人間科学研究科 修士課程2年
長野 恭子