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第5回アジア認知行動療法学会 報告書

 2015年5月16日から17日にかけて中国の南京市において,The 5th Asian CBT Conference が開催されました。日本認知・行動療法学会より研究発表助成を頂き,参加をさせて頂きました。
私は,「Psychometric properties of the Japanese version of the Subtle Avoidance Frequency Examination (SAFE-J): Factor structure, reliability, and validity in Japanese college students.」というタイトルでポスター発表をさせて頂きました。本研究は社交不安症の安全確保行動をテーマに,海外の尺度を翻訳し信頼性と妥当性を検討したものです。当日は,多くの先生方にポスター発表について貴重なご意見を頂くことができました。特にデータの質の担保についてのご指摘や,社交不安症における臨床群と一般大学生の差異についてのご示唆は,今後の研究において取り入れていかなければならない課題だと感じました。ご意見を下さった先生方,どうもありがとうございました。
ポスター発表の他にも,さまざまなシンポジウムに参加させていただきました。その中でも特に,自分と同年代の若手研究者の方々が発表されているシンポジウムに参加することは,自分にとってとても刺激的でした。社交不安症は日本にのみならず,中国や韓国といった東アジアの国々,また東南アジアの国においても重要なテーマとなっていることを知りました。また同シンポジウムでは,それぞれの発表に対する活発な意見交換も行われました。議論の場では,実証的データに基づいて発表やコメントを行うことの必要さを再認識する時間となりました。
今回の学会を通し,自身の研究について公表するとともに,他の先生方の発表を伺うことで,社交不安症という同一の疾患でも様々な切り口やアイデアで研究していくことの大切さを感じました。今後も,今回の経験を踏まえ,自身の研究を世界に公表していけるよう精進してまいりたいと思います。

北海道医療大学 心理科学研究科
荒井 穂菜美