資格

認知行動療法師

About

認知行動療法師とは

認知行動療法師とは,日本認知・行動療法学会が認知行動療法を専門的に実施する実力を認定する資格です。資格は本学会員に限定せず,条件を満たし方に認定を行います。

How to be

認知行動療法師になるためには

認知行動療法師になるためには,以下の条件を全て満たす必要があります。

  1. メンタルヘルス支援の専門資格を持つこと
  2. 本学会が認定する認知行動療法トレーニング・ガイドラインに基づく研修会等を履修していること
  3. 認知行動療法の実践事例を2例以上経験していること
  4. 1ケースについて学会認定認知行動療法スーパーバイザーからスーパービジョンを受け,その内容をケースレポートして報告していること

詳細は,認知行動療法師資格認定規程・細則をご覧ください。

認知行動療法師資格認定規程・細則

Application

申請

現在,学会認定認知行動療法スーパーバイザーの新規認定,トレーニング・ガイドラインに基づく研修会の開催等を順次行なっております。申請が可能になり次第,このページでお知らせいたします。

Guidelines

認知行動療法トレーニング・ガイドライン

単位認定のWS科目名 時間数 CBTトレーニングガイドラインの項目
大項目 中項目 カテゴリ
認知行動療法の理論と発展 (3時間) 認知行動療法の理論と発展 認知行動療法の歴史と発展 認知行動療法の基礎
行動理論(レスポンデント、オペラント、観察学習、機能分析,言語行動、関係フレーム理論)
認知理論
ケースフォーミュレーション (3時間) CBTのアセスメント,ケースフォーミュレーション,治療計画、治療アウトカムの測定 アセスメントの進め方
ケースフォーミュレーションと治療計画の立案
アウトカムデータの測定と評価
ケースフォーミュレーションの共有
治療効果に関する情報提供
変化のための動機づけ
面接の構造化と基本的態度・応答技術 (6時間) クライエントとの協働的関係を築くために必要な基本的態度と方略 セッションの構造化
アジェンダ設定
セッションの振り返り
ホームワークの設定
セルフモニタリングの活用
誘導による発見
段階的目標設定と活動スケジュール
問題解決テクニック
行動実験
尺度の活用
再発予防
認知行動療法を構成する基本技法 (6時間) 認知行動療法を構成する基本技法 リラクセーション
エクスポージャー法
認知再構成法
問題解決療法
ソーシャルスキルトレーニング
注意訓練
マインドフルネス技法
行動活性化療法
応用行動分析
ACT
動機づけ面接
(継続的なス-パービジョンの中で扱う) 個別性への最適化と困難ケースへの対応
スーパービジョンの効果的な活用法
臨床研究の方法論と倫理(臨床実践における倫理を含む) (3時間) CBT実践家としての倫理
臨床研究・臨床試験の方法論とその評価
うつ病への認知行動療法(各論) (6時間) うつ病の認知行動モデルの理論と発展 うつ病に関する諸理論(ベックモデル,ティーズデールモデル,学習性無力感理論,など) うつ病の認知行動療法
うつ病のアセスメントとケースフォーミュレーション
リスクアセスメント,状態把握,うつ病に関連する問題歴および現病歴
うつ病の認知行動療法を構成する基本技法 活動スケジュール
行動活性化療法
認知再構成法
効果的なホームワークの活用
再発予防
うつ病治療における個別性への対応と最適化
代表的なうつ病の治療プロトコル(認知療法、行動活性化療法など)
うつ病の重症度に応じた段階的治療モデル
不安症への認知行動療法(各論) (6時間) 不安症の認知行動モデルの理論と発展 不安症に関する諸理論(Heimbergモデル,Clarkモデル,Barlowモデル,Steketee/Kozac & Foaモデル,Borkovecモデル,Dugas/Ladouceuモデル,Zinbarg/Craske/Barlowモデル,Foa/Rothbaumモデル,Resickモデル,Ehiersモデル) 不安症の認知行動療法
不安症のアセスメントとケースフォーミュレーション
リスクアセスメント,状態把握,不安症に関連する問題歴および現病歴
不安症の認知行動療法を構成する基本技法 エクスポージャー
問題解決療法
リラクセーション
行動実験
効果的なホームワークの活用
注意訓練
再発予防
不安症治療における個別性への対応と最適化
代表的な不安症および不安関連障害の治療プロトコル
不安症および不安関連障害の重症度に応じた段階的治療モデル
学級集団に対する認知行動療法(各論) (6時間) 学級集団に対する認知行動療法の基礎理論 子どもと青年における認知行動理論 学級集団に対する認知行動療法
学級集団に対するアセスメント アセスメント方法の選定
効果判定の方法
学校での実施方法 指導案と教材の作成
学級経営
校内連携
学級集団に対する認知行動療法の基本技法や介入プロトコル 心理教育
リラクセーション
ソーシャルスキルトレーニング
アサーショントレーニング
認知再構成法
問題解決訓練
エクスポージャー法
ストレスマネジメント
予防プログラム(抑うつ・不安)
その他の介入プロトコル

※各論は、領域や対象を考慮して、順次追加していきます

参考資料

伊藤大輔・小関俊祐・小野はるか・木下奈緒子・小川祐子・栁井優子・鈴木伸一 印刷中 臨床心理士養成大学院におけるCBTトレーニングの基本構成要素と教育方法 ― 日本のトレーニング・ガイドラインの策定に向けた実態調査 ― 認知行動療法研究

鈴木伸一・小関俊祐・伊藤大輔・小野はるか・木下奈緒子・小川祐子・柳井優子 2018 英国のCBTトレーニングにおける基本構成要素と教育方法 ― 日本におけるCBTトレーニング・ガイドライン策定に向けた取り組み ― 認知行動療法研究,44(2),93 -100.

小関俊祐・伊藤大輔・小野はるか・木下奈緒子・柳井優子・小川祐子・鈴木伸一 2018 認知行動療法トレーニングにおける基本構成要素の検討 ― 英国のガイドラインに基づく検討 ― 認知行動療法研究,44(1),15 -28.

柳井優子・小川祐子・木下奈緒子・小関俊祐・伊藤大輔・小野はるか・鈴木伸一 2018 認知行動療法の実践で必要とされるコンピテンスの概念構成の検討 ― 英国のImproving Access to Psychological Therapies制度における実践家養成モデルに基づく検討 ― 認知行動療法研究,44(2),115 -125.