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名誉会員にご推挙頂いて（佐藤先生）

佐藤正二

　この度は名誉会員にご推挙いただき、大変光栄に存じます。こうした栄誉を頂戴できましたのは、長く共同研究においてご指導いただいた高山巌宮崎大学名誉教授（日本行動療法学会元理事長）をはじめ、共同研究者の方々の大きな支えがあったからです。ここに心より感謝申し上げます。
　私は40年近くにわたって、日本行動療法学会と日本認知・行動療法学会の2つの学会にお世話になりました。研究面ではほぼ一貫して子どもの社会的スキル訓練（SST）をベースとした研究に携わってきました。特に、SSTの研究が本格化した1990年代にはインパクトのある研究や実践が多く生まれ、懐かしい思い出となっています。
　また学会の運営面では、2001年から3年間、事務局の仕事をさせて頂きました。この時期には、１）入会者の顕著な増加、２）WCBCTの神戸開催の準備など、その後の認知行動療法の隆盛を暗示するようなイベントを経験しました。
　最後に近年の本学会の隆盛を頼もしく感じつつ 、今後ますますのご発展をお祈りいたします。